第110回ARS例会


SURTECH2023 表面技術要素展
 
【日時】2023年2月3日(金)13:30〜15:30
【会場】東京ビッグサイト
【テーマ】陽極酸化関連の最近の技術から ーチタン・ステンレスの電解研磨とアルマイトの耐摩耗試験ー
 
【依頼講演】
工業界でのチタンの電解研磨の技術  ((株)中野科学)  中野 信男
払拭法で電解研磨したステンレスの表面特性  (マルイ鍍金工業(株)) 藤野  毅
往復運動平面摩耗試験装置を用いた円柱形状試験片における硬質アルマイトの摩耗特性評価 (山梨県産業技術センター)  塩澤佑一朗 
 
参加者:オンサイト60名、会員限定オンライン10名、合計70名
 
 2020年1月以来、3年ぶりにSURTECH展示会(東京ビッグサイト)にて部会講演会として、第110回例会が対面で開催されました。「陽極酸化関連の最近の技術から」と題して、チタンおよびステンレスの電解研磨、アルマイトの耐摩耗試験について3件の講演がありました。コロナ禍が続く中での対面開催に不安がありましたが多く方々に聴講いただき、講師と質問者の直接の対話もあって対面開催の重要性が改めて認識されました。今回は会員限定でオンライン配信を試行して10名の参加があり、質問者の声が聞き取りにくいなどの不手際はありましたが、新たな会員サービスとして今後の例会でも継続発展させてまいります。

第109回ARS例会


 ―2022年度チュートリアル:アノード酸化の基礎―
【日時】令和4年9月16日(金)13:00~17:20
【会場】オンライン開催(zoom使用)
 
【依頼講演】
アルミニウムのアノード酸化の基礎1 (北海道大学) 菊地竜也
アルミニウムのアノード酸化の基礎2 (北海道大学) 菊地竜也
マグネシウムのアノード酸化の基礎 (工学院大学) 阿相英孝
シリコンのアノード酸化の基礎 (京都大学) 深見一弘
 
参加者:68名
 
 9月16日に第109回例会としてチュートリアルがZoomを利用したweb会議方式で開催されました。菊地竜也准教授(北海道大学),阿相英孝教授(工学院大学)によるAlのアノード酸化の基礎,Mgのアノード酸化の基礎の講演に加えて,近年取り扱うことの多くなってきました半導体材料として,Siのアノード酸化の基礎についても深見一弘准教授(京都大学)に講演いただきました。いずれの講演も分かりやすく解説いただけたこと,今回は全ての講演終了後に総合討論の時間を設けたことで多数の質疑応答が交わされ,非常に活発な会合となりました。

(田口喜弘幹事)

 

第108回ARS例会


ーアルミニウムと樹脂の接合・接着ー
【会期】2022年7月6日(水)13:15〜16:50
【会場】オンライン開催(Zoom)
 
【依頼講演】 
陽極酸化ポーラスアルミナ構造を適用した金属樹脂直接接合法 (東京大学) 梶原優介
アルミニウムと樹脂の射出一体成形における接合メカニズム (日本軽金属㈱) 錦織祐介
3Dナノ構造を有するアルミニウム合金と熱可塑性炭素繊維強化プラスチックの直接接合 (早稲田大学)細井厚志
アルミニウム合金の接着・接合性を向上させる表面処理 (広島工業大学) 日野 実
 
参加者:57名
 
7月6日に,Zoomを利用したweb会議方式で第108回例会が開催されました。本例会では,輸送機器の低燃費化・二酸化炭素排出削減のための軽量化などを目的に,軽金属と樹脂を組み合わせるマルチマテリアル化が進められていることから,主題を「アルミニウムと樹脂の接合・接着」として,マルチマテリアル化に必須となる異種材料の接合・接着へのアノード酸化技術の適用事例を,そのために必要となる基材表面の構造制御方法と接着メカニズムの解析,評価方法を含めて,4件の講演が行われました。非常に興味深い内容に,多数の質疑応答が交わされ,活発な会合となりました。

(田口喜弘幹事)

第107回ARS例会


ー2021年度チュートリアル:アノード酸化の基礎ー
【会期】2021年12月7日(火)13:00〜17:00
【会場】オンライン開催(Zoom)
 
【依頼講演】 
アルミニウムのアノード酸化の基礎1 (北海道大学) 菊地竜也
アルミニウムのアノード酸化の基礎2 (北海道大学) 菊地竜也
チタンのアノード酸化の基礎 (大阪大学) 土谷博昭
アルミニウムのアノード酸化皮膜の着色の基礎 (奥野製薬工業㈱) 原 健二
 
参加者:85名
 
12月7日に第107回例会,翌8日に研究発表会がWeb会議方式でまとめて開催されました。第107回例会はチュートリアルとし,菊地竜也准教授(北海道大),土谷博昭准教授(大阪大),原 健二氏(奥野製薬工業)が講師となりAlアノード酸化の基礎,Tiアノード酸化の基礎,Alアノード酸化皮膜への着色技術に関する講演が行われました.研究発表会では15名の学生による発表があり,多彩な材料,アノード酸化手法,応用展開に関する発表がなされ,それぞれの発表の後には専門的で活発な討論が行われました.例年開催しているコンファレンスが昨年に続き延期となり,Web方式の例会・研究発表会となった事は残念ですが,Web方式が参加者を増やす結果となった様で,参加登録者は85名に上りました.初日に基礎を,翌日に先端研究に触れることで,有意義な会になった事を願っています.
  研究発表会の後に学生交流会が行われましたが,その場で,優秀講演賞として以下の4名が表彰されました.副賞として,Tiのアノード酸化技術の発展に貢献された黒田孝一氏の記念賞が贈呈されました.

(西尾和之幹事)

 

第106回ARS例会


ーアノード酸化を利用した抗菌機能に関する研究と関連技術ー
【会期】2021年7月2日(金)13:00〜16:05
【会場】オンライン開催(Zoom)
 
【依頼講演】 
○抗菌性をもつアルミニウム陽極酸化皮膜の評価法  (千葉工業大学) 橋本 和明
○有機溶媒陽極酸化による可視応答光触媒皮膜形成-抗菌チタン材料への応用- (北見工業大学) 大津 直史
○抗菌性アルミニウム陽極酸化封孔剤の開発  (奥野製薬工業㈱) 田中 克幸
○上水道殺菌用紫外線反射材の開発 (日本軽金属㈱) 遠藤 正憲
 
参加者:70名
 
 7月2日に、Zoomを利用したweb会議方式で第106回例会が開催されました。本例会では主題を「アノード酸化を利用した抗菌機能に関する研究と関連技術」として、現在はもとより将来にわたって重要となる抗菌に関する4件の講演が行われました。基調講演では抗菌の評価方法を含む基礎知識から陽極酸化皮膜へのヨウ素の付与技術について、その後の講演では可視光応答型抗菌チタン表面の形成、抗菌性ポーラスアルミナ封孔剤、紫外線殺菌効果を高めるAl反射材の開発について非常に興味深い発表があり、短い時間の中で活発なディスカッションが行われました。

(西尾和之幹事)

第105回ARS例会


SURTECH2020 表面技術要素展
【会期】2020年1月31日(金)10:30〜13:00
【会場】東京ビッグサイト
 
【依頼講演】
濃厚水溶液を用いたアルミニウムの黒色電解エッチング  (京都大学)  北田 敦
アノード酸化α-Fe2O3皮膜の光電気化学水分解への応用と熱処理条件の影響  (JFEスチール(株)) 牧水 洋一
3Dプリンタにより作製したマルチチャンネル液滴セルによる局部陽極酸化 (北海道大学)  坂入 正敏 
 
参加者:50名
 

 

 

第104回ARS例会


ーアルミニウムの機能化のための材料設計とアノード酸化処理ー
【会期】2019年12月19日(木)10:00〜17:25
【会場】理研軽金属工業(株)本社・工場 日本軽金属(株)蒲原製造所

 
【依頼講演】
アルミニウム合金設計とアルマイト色調  (日本軽金属(株)) 水嶋 一光
電解コンデンサ用陽極箔の静電容量向上のための材料設計と表面処理条件の検討 (日本軽金属(株)) 清水 裕太
アノード酸化ポーラスアルミナにおける幾何学構造制御と機能化  (首都大学東京) 益田 秀樹、柳下 崇、近藤 敏彰
低加速・超高分解能FE-SEMの拓くAl表面技術の未来 (慶應義塾大学) 清水 健一
 
参加者数:73名
 
 2019年(令和元年)12月19日(木)、静岡県静岡市の理研軽金属工業(株)および日本軽金属(株)において第104回例会が開催されました。午前の工場見学の部では、理研軽金属工業の本社工場を見学し、アルミニウムの押出し、表面処理、加工、そして製品化までの一連の工程を勉強しました。次に、日本軽金属の蒲原工場に移動し、アルミニウムの鋳造工程を見学しました。午後からは、日本軽金属のグループ技術センターに場所を移し、日本軽金属の水嶋様および清水様から、色調に及ぼすアルミニウムの合金設計の影響、電解コンデンサ用電極箔の材料・表面設計に関する講演、首都大学東京の益田先生から高規則性ポーラスアルミナの作製と機能化、慶應義塾大学の清水先生から低加速FE-SEMを用いたアルミニウム表面分析の革新に関する講演が行われ、大変有意義な例会となりました。
 
 

 

 

第103回ARS例会


プラズマを利用したアノード酸化とその関連技術
【会期】2019年9月24日(火)13:00〜17:00
【会場】首都大学東京 秋葉原サテライトキャンパス
 
【依頼講演】 
○ソリューションプラズマによる材料合成・表面処理  (名古屋大学) 齋藤 永宏
プラズマ電解酸化"PEO"により成長する酸化皮膜の構造と成長メカニズム (工学院大学) 小野 幸子
アノード酸化による医療用金属材料の生体機能化  (物質・材料研究機構) 堤 祐介
アノード酸化により作製した複合酸化物皮膜の膜厚方向結晶構造解析 (近畿大学) 岩崎 光伸
グロー放電発光分光分析装置の最新動向とアプリケーション ( ㈱堀場製作所) 西村 智椰
 
参加者数:40名
 
 2019年(令和元年)9月24日(火)、首都大学東京秋葉原サテライトキャンパスにおいて第103回例会が開催されました。本例会では主題を「プラズマ」として、材料合成や表面処理法の革新、プラズマ電解酸化皮膜の生成メカニズムと構造解析、医療材料への応用、表面分析への応用など、幅広いトピックの講演と活発なディスカッションが行われました。
 
 

 

 

第102回ARS例会


2019年度チュートリアル:アノード酸化の基礎
【会期】2019年5月10日(金)13:00〜17:30
【会場】(地独)大阪産業技術研究所 森之宮センター 大講堂
 
【依頼講演】 
アルミニウムのアノード酸化の基礎  (北海道大学)  菊地 竜也
アルミニウムアノード酸化皮膜の着色の基礎 (奥野製薬工業) 原 健二
マグネシウムのアノード酸化の基礎  (工学院大学)   小野 幸子
チタンのアノード酸化の基礎 (大阪大学)   土谷 博昭
 
参加者数:61名

 

第101回ARS例会


SURTECH2019 表面技術要素展
【会期】2019年2月1日(金)13:30〜16:00
【会場】東京ビッグサイト(東京国際展示場)
 
【依頼講演】
アルミニウム-樹脂異接合に向けたアルミニウム合金への陽極酸化処理  広島工業大学  日野 実
エレクトロ セラミック コーティング(ECC)について  ヘンケルジャパン(株) 高知 琢磨
規則性ポーラスアルミナを用いたナノインプリントプロセスにもとづく撥水・撥油表面の形成 首都大学東京  柳下 崇 
 
参加者:90名
 
第101回開催報告
 第101回例会がSURTECH2019の表協部会講演の一つとして東京ビッグサイトで開催されました。当日は展示会側の不手際により会場案内の間違い、資料代金の誤表示など混乱をさせてしまい申し訳ありませんでした。それでも、約90名の御参加をいただき大盛会となりました。講演内容は、異種材料接合、PEO、撥水・撥油表面と最近のトレンドになっている技術を広く集めた構成でしたが、いずれの講演でも、表面積、アンカー効果と言った用語が頻出し、質疑応答も活発に行われ、まとまりのある例会となりました。非会員の方の参加も多く、陽極酸化研究への期待、関心の対象をなんとなく把握でき、今後の企画の参考になると思いました。会場で数名の方からもお問い合わせをいただきましたが、これを機にARSへの入会の御検討もいただければと思います。

(海老原健幹事)

 

 

 

第100回ARS例会


ー最新技術が拓くアノード酸化による半導体表面微細加工ー
【会期】2018年(平成30年)8月28日(火)13:15〜17:30
【会場】首都大学東京 秋葉原サテライトキャンパス 
 
依頼講演
アノードエッチングを用いた化合物半導体の微細加工  工学院大学 阿相 英孝
ウェットエッチングによる半導体表面構造の極限制御  〜不動態化から触媒アシストエッチングまで〜 大阪大学 有馬 健太
陽極酸化法を利用したシリコンウエハ表面のマイクロ曲げ加工技術  神戸大学 青木 画奈
ポーラスシリコンのナノ構造を利用した低コスト,高効率太陽電池への アプローチ:低コスト剥離およびタンデムトップセルを目指して 東京工業大学 伊原 学
 
参加者:35名
 
第100回開催報告
 2018年8月28日(火)、首都大学東京秋葉原サテライトキャンパスにおいて、第100回例会が開催されました。今回はARS例会としては初めての試みとして、半導体のアノード酸化をキーワードに、4件の講演が行われました。それぞれ、化合物半導体のアノード酸化によるポーラス構造形成、半導体の超高精度研磨、半導体の曲げ加工、超薄膜シリコン太陽電池作製に関する講演でした。半導体のアノード酸化被膜はアルミニウムなどの金属の場合とは少し異なる性質を持ち、金属のアノード酸化被膜とは異なる興味深い応用事例が多数紹介されました。講演の質疑応答、ミキサーでの懇談も大変活発であったうえに、今回の例会では雑誌「鍍金の世界」の取材もあり、アノード酸化のコミュニティーへの期待がますます膨らんでいることが感じられました。第100回の節目となる例会において、新たなアノード酸化を学び、アノード酸化の“これまで”と“これから”を考える絶好の機会となりました。
 

(深見一弘幹事)
 

第99回ARS例会


ー平成30年度チュートリアル:アノード酸化の基礎ー
【会期】2018年(平成30年)6月15日(金)13:00〜17:30
【会場】首都大学東京 秋葉原サテライトキャンパス
 
【依頼講演】
アルミニウムアノード酸化皮膜の基礎  北海道大学  菊地 竜也
アルミニウムアノード酸化皮膜の着色の基礎 奥野製薬工業 原 健二
マグネシウムのアノード酸化の基礎  工学院大学   小野 幸子
チタンのアノード酸化の基礎 首都大学東京   近藤 敏彰
 
参加者:84名

 
 
 
 
 

第98回ARS例会


SURTEC 2018
【会期】2018年2月16日(金)10:30〜13:00
【会場】東京ビッグサイト 東6ホール
 
【依頼講演】
微小電気化学セルを用いる局部陽極酸化  北海道大学  坂入 正敏
分子吸着による固体表面と細孔の評価 ー陽極酸化ポーラスアルミナへの適用ー  首都大学東京  武井 孝
ナノレベルまで解明できる最新の装置を利用した陽極酸化皮膜の解析事例 日本電子(株)、(株)JEOL RESONANCE  堤 建一、矢澤 宏次
 
参加者:82名

 
 
 
 
 

第97回ARS例会


ー多孔質型陽極酸化皮膜生成機構解明の新しい展開ー
【会期】2017年9月25日(月)13:30〜17:30
【会場】首都大学東京 秋葉原サテライトキャンパス
 
【依頼講演】
多孔質アノード酸化皮膜の生成・成長機構の研究推移  日本軽金属㈱   海老原 健
規則多孔質アルミニウムアノード酸化皮膜にもとづく機能材料  首都大学東京    柳下 崇
トレーサーを用いた多孔質アノード酸化皮膜の皮膜生成機構の研究 北海道大学    幅崎 浩樹
新規な電解質を用いた多孔質皮膜の生成挙動と特性 北海道大学 菊地 竜也
 
参加者:46名

 
 
 
 
 

第96回ARS例会


ー平成29年度チュートリアル:アノード酸化の基礎ー
【会期】2017年6月23日(金)13:00〜17:30
【会場】首都大学東京 秋葉原サテライトキャンパス
 
【依頼講演】
バリヤー型アノード酸化皮膜形成の基礎  工学院大学  小野 幸子
ポーラス型アノード酸化皮膜形成の基礎  首都大学東京   益田 秀樹
表面・断面の観察の基礎 i-SEM lab., 慶応義塾大学   清水  健一
 
参加者:61名

  
第96回例会報告

 6月23日(金)、恒例となったチュートリアル(基礎集中講座)例会が、秋葉原駅前の首都大学サテライトキャンパスで開催された。61名の参加者があり、各講演とも有意義な内容で多くのヒントが得られた。
  一番目は小野幸子先生による「バリヤー型アノード酸化皮膜形成の基礎」の講演で、80枚の豊富な画像で、電解コンデンサーの誘電体に広く用いられているAlとNbの酸化皮膜を中心に、成長機構、皮膜内のアニオン分布、溶解による静電容量の変化、化成液種による電気特性の違い、漏洩電流、皮膜の結晶化など多岐に渡って精力的に話された。
  二番目は益田秀樹先生による「ポーラス型酸化皮膜形成の基礎」と題して、アルミナ皮膜を中心に、ポーラス化の過程、またポーラスセル周期、ポア径などの電圧依存性、そして固有の電圧での長時間化成による自己規則化配列の機構、さらに現在、規則化電圧の拡大、またポア径のALDによる人工的狭小化、インプリント法による人為的配列制御などが教科書的に話された。
  三番目は清水健一先生による「表面・断面の観察の基礎」と題して、SEMとGD-OESとの組み合わせで、TEM、EPMAなどを凌駕する表面分析法を確立した経緯が話され、特にCu表面に吸着したチオ尿素分子を、Arプラズマの安定化と精密制御によってCu表面に吸着したチオ尿素を原子レベル深さ方向分析で、N→C→S→Cuと解析した結果には驚嘆する。また超微細化するVLSIやLSI素子の断面解析への応用も明快に話され、大変勉強になった。
  会場から「硬質アルマイトの特性は皮膜の何に起因するのか?」という質問に小野先生が液種、液温、電圧、電流密度を因子としたポロシティの観点から回答した。
  最後に、幅崎代表幹事からは、9月次回例会、10月30日(月)~31日(火)の第34回(仙台)松島コンファレンス、そしてARSが主催する国際会議AST2019が紹介された。その後、会場を移してのミキサーとなり、和やか雰囲気でお開きとなった。梅雨の晴れ間で幸いし、同じテーマでも講師によってフォーカスする分野が異なり、大変勉強になった例会だった。

(水木一成幹事)
 
 
 
 

第95回ARS例会


SURTEC 2017
会期:2017年2月17日(金)13:30〜16:00
会場:東京ビックサイト東4ホール
 
 【依頼講演】
リチウムイオン電池用アルミ集電体の特性と電気化学的評価手法(株)UACJ技術開発研究所 斉藤聡平
アノード酸化ポーラスアルミナモールドを用いるロールtoロールナノインプリントプロセス首都大学東京 柳下崇
 
参加者:35名
 

第94回ARS例会


ー材料の表面形態と表面濡れ性の制御ー
【会期】2016年9月20(火)13:30〜
【会場】首都大学東京秋葉原サテライトキャンパス
 
【依頼講演】
液体の滑落性に着目した濡れ性制御技術  産業技術総合研究所  穂積 篤
アノード酸化を含むウェットプロセスによる超撥水・超撥油表面の構築  北海道大学  幅崎 浩樹
ポーラスアルミナを用いたナノインプリントプロセスによるナノマイクロ階層構造の形成と超撥水表面への応用 首都大学東京  柳下 崇
カタツムリに学ぶ住宅材料の防汚抗菌技術  (株)LIXIL  井須 紀文
 
参加者:47名
 

 

 

第93回ARS例会


ー平成28年度チュートリアル:アノード酸化の基礎ー
会期:2016年6月17日(金)13:00〜17:30
会場:大阪市立工業研究所大講堂
 
バリヤー型アノード酸化皮膜形成の基礎 日本ケミコン㈱、北海道大学名誉教授 高橋 英明
ポーラス型アノード酸化皮膜形成の基礎 首都大学東京 益田 秀樹
Al以外の金属のアノード酸化の基礎 大阪大学 土谷 博昭
 
参加者:120名
 

 

 

 

第92回ARS例会


 
会期:2016年1月29日(金)
会場:東京ビッグサイト 東4ホール
 
SEM観察における像コントラストの正確な解釈と情報分離:i-SEM laboratory、慶應義塾大学名誉教授 清水 健一
アルミニウムに関する表面分析技術:(株)UACJ 野瀬 健二、大澤 伸夫
 

 

 

 

第91回ARS例会


 
会期:平成27年9月25日(金)
会場:東陽テクニカ(株)テクノロジーインターフェースセンター
 

電気化学キャパシタの最近の研究動向とアルミナ鋳型炭素の電極特性:韓国忠北大学・北海道大学 Soo-Gil Park
アルマイト構造体触媒のマイクロリアクターへの応用:東京農工大学 桜井 誠
アノード酸化を利用したナノ構造光電極の作製とその光電気化学特性:東京大学 嶺岸 耕
陽極酸化ポーラスアルミナを用いたナノ規則構造の形成とエネルギーデバイスへの応用:首都大学東京 益田 秀樹,柳下 崇,近藤 敏彰

第90回ARS例会


 
会期:平成27年6月5日(金)
会場:首都大学東京 秋葉原サテライトキャンパス
 

バリヤー型アノード酸化皮膜形成の基礎:北海道大学名誉教授 高橋 英明
ポーラス型アノード酸化皮膜形成の基礎:首都大学東京 益田 秀樹
アノード酸化皮膜を解析するための機器分析の基礎:日本電子(株) 島 政英,堤 建一

第89回ARS例会


 
会期:平成27年1月30日(金)
会場:東京ビッグサイト 東4ホール
 

ナノ表面観察・分析の今後の展望:i-SEM laboratory,慶應義塾大学名誉教授 清水 健一
医療用金属材料の表面処理:東京医科歯科大学 塙 隆夫
ポーラスシリコンの電気化学:ポアの形成と利用:京都大学 深見 一弘